GLPが動的シミュレーションを行わない理由
😡 GLPが動的シミュレーションを行わない理由 😡
GLPが動的シミュレーションを行わない理由は次の通りだと云う。
「主要な車両走行ルートとして想定している多摩大橋通り、美堀通り、五日市街道、つつじが丘通りに囲まれた範囲における交通の動的シミュレーションは、エリア内における道路ネットワーク、交通の発生集中源の多さから、再現性を確保することが困難であり、正確性に欠けると判断したため実施していません」
とのことだ。
しかしこの内容には、言外に以下のようなことを意味しているいるのではないだろうか?
1. 幹線道路の中央高速や圏央道、甲州街道、国道16号線などを利用する入出庫ルートが考えられるが、幹線道路だけでも入出庫ルートが複雑。
2. 計画地はこの幹線道路から離れ、且つ、片側1車線の市道を通ってベッドタウンの真ん中にある計画地まで色々なルートが考えられ、シミュレーションするのは難しい。
3. そもそも走行する車の量が多いので上記ルートに振り分けることが難しい。
約5,800台/日(片道) ・ 11,600台/日(往復) の多量の車が増加し、且つ、大型トラックは毎日約3,530台(片道) ・ 7,060台(往復) となるため。
4. そのため動的シミュレーションを行うには膨大な情報収集をしなければならず、時間とお金が掛かる
5. 正確性に欠けるというが、これは言外に情報収集範囲が広くなり、自分たちの手には負えない。
ところが、下記のブログにも記したが、
https://ikoi-akishima.blogspot.com/2024/08/glp_13.html
「昭島渋滞シミュレーション製作委員会」では、動的シミュレーションを手弁当で実施し、その結果をYouTubeで公開している。
https://www.youtube.com/channel/UCZyu4B4Fp06hGDdtdmkcPAw
GLPという上場企業ができないというシミュレーションを、市民の手で作り上げているのだ。
だから、上場企業ができないはずがない。
GLPは交通解析の顧問企業まで付けているんだから。
にもかかわらず実施しないのは、そもそもGLP建設計画は事業は無理にでも行うのだから、時間とお金がかかる動的シミュレーションなんかはなからやるつもりなんかなく、何か理由を付けて断りたいだけなのだと思う。
動的シミュレーションについては、昭島市に対しても質問をしてきているが、シミュレーション手法に関しては静的手法で十分と言い切り、市議会答弁でも静的シミュレーションで十分、問題はないと答えている。
その理由は、東京都に於ける大規模小売店舗立地法に於いて静的シュミレーションを基本としているからという理由だ。
然しながらこの点に関し、近隣の埼玉県、山梨県などは大店立地法の審査に於いて動的手法を採用しているだけではなく、「重要物流道路における交通アセスメント」という観点からも検討すべきとおもうのだが、昭島市は市民寄りの判断は下さないようだ。
「動的手法は静的手法に比べ、多様なファクターを考慮することが出来、より実態に近い予測が可能」との評価が有り、市民の側から見ても分かり易く問題も見つけやすいと考えるのだが、如何なものだろう。
以前から交通シミュレーションについて考察したブログがあるので、改めて参考にしていただきたい。
GLPの交通シミュレーション手法について考える_1
https://ikoi-akishima.blogspot.com/2023/09/glp_26.html
GLPの交通シミュレーション手法について考える_2
https://ikoi-akishima.blogspot.com/2023/09/glp_27.html
GLPの交通シミュレーション手法について考える_3
https://ikoi-akishima.blogspot.com/2023/10/glp.html
GLPの交通シミュレーション手法について考える_4
https://ikoi-akishima.blogspot.com/2023/10/glp4.html
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