玉川上水南側地区 地区計画説明会に出席して思うこと
11月30日:玉川上水南側地区 地区計画説明会に出席して思うこと
先ず感じたのは、臼井市長の無責任さだ。多忙を理由に今回も出席せず、管理職とはいえ部下に任せてと言えば聞こえが良いが、私には部下に押し付け休んでいるとしか思えない😡
自分では説明できない、知識が無い、考えが無いなどで出席できないのか?
予定は市役所が決めるのだから、出席する気があれば何とでもできるはずだ😢
また、毎回のことですが地区計画の内容が市民意見をほとんどくみ上げていないに等しいため、質問内容も昭島市の対応への非難を含む言葉で表現されることが多く、建設的な会話が成り立たない説明会となっており、腹立たしく感じる😢
出席した日は、毎回 夢見が悪く、朝早く目が覚める💢
そこで、昨日の説明会で問題と思う内容を幾つか列挙しておこうと思う
1. 道路と公園の帰属の問題
昨日の説明会ではっきりしたが、計画地内に作られる公園や道路は昭島市に帰属すると開発申請には書かれていて協議中とのこと。その説明の後に、法の趣旨からすると公共施設は地方公共団体が管理するとの説明を付けくわえたことを考えると、協議中とはいえ市に譲渡されることになるのだろう。
ということはこのまま進むと、道路の管理や公園の管理は市が行い、その費用に市税を投じることになる。
私は反対だ‼
(1) 道路の譲渡の問題
先ず道路についてだが、主としてGLPのトラックが使用する道路だ。
市民も使用できるようにするというが、1日に11,600台の車が行きかう道路状況で、どれほど市民の車が通れるというのか。
GLP専用道路と言っても過言ではない道路の整備に、何故市税を恒久的に投入しなければいけない😡
もし譲渡されたらどの程度の整備費用が掛かるのかと以前に質問をしたが、一切回答が無い。決まっていないことには応えられないというスタンスだが、その前提の検討もせず公表もせずに譲渡を受け入れた場合、その費用はそれを賛成した臼井市長や市議会議員の個人資産で負担するべきだ。
何故なら、税を預かる、そして使う者は、自分のお金なら使うだろうか、有効な投資と言えるのだろうかと常々考えることが必要だからだ。
(2) 公園の譲渡の問題
次に公園だが、市民が入り込めることを前提としているので公共的公園と言っているのかもしれないが、以前から指摘している通り、代官山緑地からのアンダーパスを通って、代官山緑地の生き物達が公園を通り、玉川上水まで行きかうことが出来るということは、市民が連れ込んだ犬などがアンダーパスを通って代官山に容易に入り込めることになる。
今まで静寂だった生き物たちの住処に喧噪な環境を持ち込むだけでも悪影響を与えるのに、犬などの動物が荒らすようになれば、アナグマやタヌキなど多くの生き物の行き場がなくなってしまうことになる。営巣を確認できたオオタカも当然いなくなるだろう。
その様なことにならないように管理しなければいけない場所を、「市民が入り込める」という定義を持ち込むことで公共性をうたい、市に譲渡するという策略に乗り、市税を投入して管理させるというGLPのやり方に、姑息な策略を感じるのは私だけか?
また、現在打ち合わせ中と言いながら間違いなくそれを受け入れようとしている市側の雰囲気が感じ取れる。
(3) 公園と道路が譲渡された場合の問題
オオタカや野生の動物はカメラのレンズを向けただけでも嫌がっていなくなるという。ましてや24時間も車が行きかうのだから動物たちの営巣環境は間違いなく破壊される。そんなことは分かった上での計画なのに、市は何故か支援の方向で動いているとしか映らない。
道路と公園が市に譲渡されると、大きな責任が市に問われることになる。
😡発生する生き物たちのロードキル問題は市の問題
😡公園に遊びに来ていた子供が万一交通事故に遭ったら市の問題
😡24時間トラックが走行し福祉施設の住民から騒音を問題としたら市の問題
😡昼夜を問わず公園内で事件があったら市の問題
😡道路の整備不良、痛みが発生したら市の問題
😡代官山に犬が侵入したら市の問題
😡その他多くの問題があるが書ききれない
(4) 同様の公共性エリアの問題
同様に、この計画地内にある「昭和の森 武藤順九彫刻園」は不特定多数の人が見学に来ている。
これも公共性があるエリアだと思うが、現在は問題視されていない。
ただ、昭島市民の皆さんはご存じなのかどうか、周りの人に聞いても、彫刻園の存在すら知らない人も多くおられるのだから、当然、運営のために市が毎年
数百万円の予算を充当していることもご存じない。
GLPのことだから、文化的事業の一つとしてコマーシャルするかもしれない施設の運営に、継続的な市税の投入には反対だ😡
若し、昭島市が継続的な運営を望むならば、移設し、今ある場所は自然地として、代官山緑地の延長として管理させるべきなのではないだろうか。
2. データセンターの排熱問題関連
データセンターの排熱問題についてシミュレーションの結果を、市はGLPから説明を受け問題は無いとの説明があった。
この昭島市の問題は無いという発言は、信頼に値すると思われますか?
否、信頼はできないでしょう。何故なら、
(1) 市は、一方的に示されたデータを第三者の検証なしに信用しているようだ。
何故なら、GLPが説明し問題ないと言っているという解説だったから。
(2) 後日データは市民に公開させるというが、素人にデータを渡してどのように判断しろというのか。
第三者の科学的検証に基づく解説が無ければ話にならないだろう。
(3) ヒートアイランドの問題もあるが、一切問題視していないような雰囲気だ。今後市の見解を求めなければいけない。
(4) 後述の景観の判断に使われたフォトモンタージュによる市の判断について、間違った判断を市側が行ったと思っているが、未だに景観に問題が無いとしている
従来からのGLPの説明もひどいと思うが、この様な説明をする市側の説明も信用ができない。
3. 工事中の騒音の問題の指摘に対する無責任な回答
工事中の騒音の問題について質問を行った方への回答は、環境影響評価書案に書かれていますとの回答。そして評価書が出されますからと😡
環境影響評価書案は満足できる内容ではなかったからこそ、都知事が「関係住民が一層理解しやすいものとなるよう努めように」そして「事業の実施に当たっては、豊かな環境を将来に渡り維持していくために、地域と連携し、対策を検討していくことが重要」とまで意見を述べられている。
「都民から、自然環境の喪失、交通量の増加に伴う環境影響、健康影響、渋滞及び事故の増加並びに周辺住民との話し合いの不足など」多くの懸念が表明されているからこその言葉であるというのに、市は、この不出来な環境影響評価書案を参考にしろという。
そして都知事はこのようにも指摘されている。
「本事業でのアニマルパスや自然環境に配慮した池を整備する計画の詳細が不明である」と指摘され、「適切な保全措置となるよう、事例や専門家の意見等を参考に詳細に検討すること」とまで言及され、具体的内容として
● 保全の目標とする種を明らかにすること
● 生息(育)環境への影響の緩和
● 適切な保全措置となるよう事例や専門家の意見等を参考に詳細に検討
● 継続的なモニタリングと順応的管理の実施
その結果として、
● 現在の豊かな自然環境を将来にわたり保全すること
審議会の場では、これが評価書案と言えるのか、見解書と言えるのかという言葉が委員から出されるほどで、如何に環境影響評価書案が稚拙であったのかがよくわかる。
その様な文書を参考にしろということ自体、市が市民に本質を伝えようとは一切思ってもいないことがよくわかる。
そして最後の「評価書が出される」という言葉は、最も市民を馬鹿にした言葉だと感じた。何故なら、私たち市民は、出された評価書に直接訴えることはできず、受け入れるしかない立場、要は「提示される内容を黙って受け入れろ‼」と言っているに等しい言葉なのですから。
4. 建物高さの問題
先にも触れたが、以前の説明会で市が建物高さの検証のためにGLPから示されたフォトモンタージュを確認して問題なしとした経緯があった。
GLPが示したフォトモンタージュには多くの問題があると指摘されているにもかかわらず、今も昭島市はその態度を変えず問題は無いというのだ。
昨日の説明会では、B地区の高さを制限なしと定めた背景を尋ねられたが説明をせずに終わらせ、景観の問題は無いと言い切っている。
市民の側から、目の前に45mという、つつじが丘団地の約1.5倍の高さの建物が建つと景観の問題を提起しているのに、市は、何故問題は無いとして地区計画を進めようとするのか。
本来なら、住民と事業者の間に立って調停を進めることが、市側が取るべき態度ではないかと思うが、現実は地権者の理解を得ることが難しいとして、GLPの側に立って問題ないとしている。
5. 今後の予定
次回の説明会も同様の内容で、市民の意見をまともに聴かずに、提案した地区計画案を通す予定なのではと勘ぐってしまう案内が広報あきしまに掲載されていた😡
広報あきしま 2024年12月1日号 13頁に都市計画審議会の案内が記載されている。
https://www.city.akishima.lg.jp/s002/010/110/010/160/210/HP/2024_1201_1213.pdf
6. 本当に情けない限りの説明会だ💢
臼井市長は、9市の広域連携サミットの場で次のように述べられている。
● 物価高騰と地球温暖化の問題として、ゴルフ場跡地に計画されている大規模な物流・データセンターの建設が進むと膨大なCO2排出量となり、危機感を持っている
● 大規模開発については都や国全体で考えていく問題であり、対策を講じることについて真剣に議論せねばならない。CO2削減については法規制を考えてほしい
心配しているふりはするが、全て東京都や国の問題だとして、自分の足元の問題として取り組もうとはしていないからこその、懸念表明なのだろう。
この人に4期目を担わせてはいけないとつくづく思うばかりだ。
以上
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