GLPの見解書は「都知事をもあざむいているような」傲慢な見解書に感じる

 GLP環境影響評価書案に係る見解書」を見ての第一印象は次の通りだ。


都民からの意見書 438件、関係市町からの意見 3件 にもわたる多くの意見が出されている。この貴重な意見に対し、具体的な対応・対策内容が示されていれば、見解書に対し理解を示そうとも思っていたが、多くの意見や指摘に対し

「わかりやすい図書の作成に努めてまいります」という「今からの努力」という言葉と、「今からの行為」で説明している部分があり、個々の意見への具体的な対策内容を示していない、現時点では不確定な内容となっている。

このような文章が果たして見解書と言えるのであろうか。

否、全く市民からの意見・要望への回答になっておらず、見解書と評するに値しない文章であり、都民の意見に正面から向き合っているとは一切考えられないと感じる。

特に、都民からは色々な意見が出されているにもかかわらず、下記文章で返しているところが235ヵ所近く見られる。

「本事業では、環境影響評価を通じ、事業実施による影響 の程度を客観的に把握してその影響を最小化していく ために、都民・関係自治体のご意見や環境影響評価審議 会委員による専門的立場からの審査を踏まえ、環境保 全のための措置の検討を行ってまいります。今後、工事 の施行中や完了後において、それらの措置の適切な実 施に努めてまいります。」

特に問題なのは、この文章中の次の部分:「都民・関係自治体のご意見や環境影響評価審議会委員による専門的立場からの審査を踏まえ」である。

この文章は下記の内容を示しているのではないだろうか。 

1.     環境影響評価審議会委員からの意見によっては改善しなければならなくなるものの、自らの意思による改善を行うことはないということを表している。 そして

2.     この文章は「指摘できるのであれば指摘してみなさい」 という傲慢さが見られ

3.     都民からの意見や要求に応える責任を「環境影響評価審議会委員各位」に転嫁し押付けている

もしこのことが言えるのであれば、

4.     この委員会を開催する責任者である「都知事」の立場までをあざけていると言えるのではないだろうか。


私自身も日本GLP社の環境影響評価書案に対し、意見書の提出を行ってきたが、このような見解に終始する書類が、責任ある回答とは感じられない。

この書類は「見解書」ではない

と、私同様に多くの都民皆さんも感じられるのではないだろうか。

当該企業は日本全国に亘り物流網を構築しようとしている中で、今回の見解書を見る限り、私がこの企業から感じる印象は、

l 日本国民のこと、都民のこと、ましてや昭島市民のことは一切考えていない

l やはり外資系企業だからなのか

交通渋滞で昭島市民がどれだけ困ろうと関係ない。(今まで一切の交通量削減策を示していない)

交通渋滞が発生し、トラック増加に伴い交通事故が増えても、自分たちの関係車両には事故を起こさないように徹底するから自分たちへの非難は発生しない

そのような感情に左右されていれば利益は追及できない。

と考えているのではないかと邪推したくなる。

l 30by30アライアンス」へ加盟し、環境貢献企業を標榜する営利目的第一の企業

下記にも書いたが、誠意無き企業だ

https://ikoi-akishima.blogspot.com/2024/08/30by30.html

 

個人的に出した意見書は下記のページに紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

https://sites.google.com/view/akishimawokangaeru/Written-opinion

 

以上

 

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