市長への手紙:GLP採用の静的手法に関して

昭島市役所 臼井市長殿 玉川上水南側地区の地区計画における交通問題への質問とお願い 【 GLP 採用の静的手法に関しまして】 私は昭島市が計画する地区計画の説明会にあたり下記のご質問とお願いを申し上げます。 GLP は交通量調査に於いて静的手法を用いるとのことでしたが、昭島市に於いても市は動的手法による検証は行わないと共に、その裏付けとして 大店立地法では東京都は静的手法を採用しており問題ないとの議会説明でした。 然しながら、 施設の規模を考えた場合、埼玉県や多くの他府県では動的手法の採用を推奨するレベル であり、「 重要物流道路に於ける交通アセスメント」という面から考えても巨大な施設で 動的手法を採用すべきレベルと考えます。 当該計画地は重要物流道路沿いではありませんが、 幹線道路である重要物流道路でも問題になる規模であるにもかかわらず、片道 1 車線の市道中心の運行を考えると、より渋滞被害は大きくなることが想定されます。 この道路アセスの規定では、 道路管理者が特に必要と認める施設については動的手法を採用すべき としております。 また、静的手法は規模が大きくなると時々刻々と変化する交通状況や周辺交差点への影響などを考慮できないという短所がある半面、 動的手法は時々刻々と変化する交通状況の把握には向いており、複数の交差点間の信号制御や周辺の踏切などの条件も加味したシミュレーションが可能であるなど、分かり易くて正確な判断を導き出す のに向いております。 就いては下記の質問を申し上げます。 (1) 静的手法と動的手法を比較しどちらの手法が市民に対して分かり易い説明ができるとお考えになられるでしょう。 (2) 何故、市は動的手法を取らなくても良いと判断されたのかその根拠をご説明下さい。 (3) 万一動的手法を採用しない理由に費用が高く、新たな予算措置が必要であり採用しないとされたのであれば、ご協力を惜しみませんのでクラウドファンディングなどの採用検討を頂けませんでしょうか。 (4) このまま計画を遂行し、その結果渋滞が多く発生し、交通事故が今以上に発生した場合、計画を遂行した責任は誰に帰属するのでしょうか。 (5) ...