市長への手紙:GLP調査の交差点需要率
昭島市役所 臼井市長殿
玉川上水南側地区の地区計画における交通問題への質問とお願い
【GLP調査の交差点需要率に関しまして】
私は昭島市が計画する地区計画の説明会にあたり下記のご質問とお願いを申し上げます。
GLPにより進められようとしている物流施設並びにデータセンター建設計画は、あまりにも巨大で一日の発生交通量が5800台(大型車約1,100台/日、小型車約4,700台/日)とのことでしたが、小型車と称する4700台は、通勤用乗用車が940台~1400台で、少なくとも2t、4t車のようなトラックが、3300台~3760台含まれると予測され、大型車と合わせると4400台~4860台のトラック類が増えることになります。
(台数の予測は小型車に含まれる乗用車の割合が20%~30%とのGLP発表に基づきます。)
GLP説明会では交差点需要率は大型車1100台で試算しており、結果として交通渋滞の問題は発生しないレベルの需要率だったとのことで、車種についても5tを境とする普通車・大型車の区分で分析をして問題ないとの説明でした。 然しながら
● 5tを境とする区分は昭和35年に制定された基準に基づくもので現状にはそぐわないこと
● 2t、4t車にはロングタイプもありますが、市中でも良く見受けることが有ります。
車両長さも長く、需要率には影響があると思われると共に、
● 近年の需要率試算にはナンバープレート区分で試算され、2t、4t車は大型車と同様の扱いで算入するとのことです。
昭島市が実施された交通量調査でもこのナンバープレートの区分で実施しておられます。
また、大型車と小型車は中々区別するのが難しいという意見に対し、GLPは説明会の場で以下のように説明しました。
「大型車とは最大積載量5トン以上のものを指しており、見た目で言うとトラックの車軸が3っつ程度以上あるものが大型車と言われている」との説明でした。
然しながら先日、昭島市内で見たトラックは、ナンバープレートは大型標板で、且つ自動車の種類と用途を示した番号が100番台、且つ最大積載量が7100kgと記載されたトラックは2軸の車両でした。(再確認のため写真も撮り確認致しました)
GLPの説明ではこれも小型車に分類されることになります。
就きましては、静的手法で渋滞を検証する重要因子の需要率が一般的な方法ではなく古い車両区分に基づき実施され、且つ、説明内容でも間違った説明を堂々と行っており、このような間違った認識に基づく説明は市民を欺く説明ではなかったかと考えます。
上記のようなGLPの市民への説明が正しくなければ、GLPの計画遂行は容認できるものではないと考えます。
就きましては下記内容のご実施の検討をお願い致します。
(1) 需要率試算の基礎となる車種分類に基づく交通量調査の再実施をGLPに今すぐ求めて下さい。
(2) GLPによる交通に係る再調査・再検証の実施と住民説明会の再実施をお願い致します。
また、地区計画の説明会の実施は、上記GLP説明会の問題点や疑問点が解消された上でご実施なされるのが宜しいかと存じます。
(3) 地区計画の説明会実施日の延期をお願い致します。
万一地区計画の延期を行わない場合、
(4) 昭島市はGLPの行った説明会の内容は正しかったとご判断されたと判断して宜しいのでしょうか。
以上のお願いは、自転車事故など交通事故等が増加している昭島市に於いて、これ以上の車の増加、特にトラックなどの増加は交通事故増加につながる危険があります。
子供達の命を守りたい、高齢者の命を守りたいと思いご質問させていただきます。
昭島市もこのような市民の希望を叶えるための努力を遂行してもらいたいと思います。
と同時に、我々市民は「市長への手紙」を通して市への意見、市への要望を出すことで少しでもGLP計画が改善されるように働き掛けましょう。
守るべきは「市民生活」であり、「子供たちの命」「高齢者の命」なのですから。
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市長への手紙を書きましょう。
下記のリンクから直接送ることができます。
https://www.city.akishima.lg.jp/form/002/001.html
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