GLPは市民説明会で走行ルートについて嘘をついていたのでは?
日本GLP(株)は信用できない企業!
GLPは市民説明会で走行ルートについて嘘をついていたのでは 😡
東京都昭島市つつじが丘北自治会(以下自治会)から日本GLP株式会社(以下GLP)に出された質問状へのGLPからの回答を拝見し、やはりGLPという企業は平気で嘘をつき、市民を欺こうとしている企業であるとの印象を拭えない。
【交通問題に係わる自治会の要請1】
周辺道路、交差点で我々周辺住民の生活に支障がでるような交通渋滞は発生しないとの認識でよろしいのでしょうか。
【GLP回答1】
計画地の周辺道路で一定の渋滞が現状において既に発生していることを私共は認識しております。
そして、調査結果から、本計画による交通量の増加は現状の交通量に対して多大な影響を与えるものではないと考えております。詳細な交通量の調査結果と推計を基に、現在の状況と比較し、現状の交通渋滞状況に拍車を掛ける程の交通渋滞とまではならないと考えております。
【私の見解】
GLPのこの言葉が信用できない。
昭島市の渋滞の現状を認識しながら、発生集中交通量を1日に11,600台も増加させるにもかかわらず、GLPは「現在の状況と比較し、現状の交通渋滞状況に拍車を掛ける程の交通渋滞とまではならない」と言い切るが、この見解に科学的な裏付けが全く無く信用に値しない。
[判断理由1]
GLPが動的シミュレーションの実施を拒否した理由は、動的シミュレーションを行うと市民の理解が得られなくなることが分かっているからだろうと思う。何故なら、
昭島市の市民団体:昭島渋滞シミュレーション製作委員会作成の動的シミュレーションを見れば、ひどい渋滞が起こることがよくわかる。
そしてGLPが嘘をついていることがよく理解できる。
https://www.youtube.com/@simulation_akishima
[判断理由2]
GLPは交通量に係るイメージを誤魔化すために以下のような姑息な手を使用している。
l 東京都アセスメント評価に使用する交通量計測は、交通センサスに基づく車両区分で分析している。
l 渋滞調査などに使用する基準は、(財)日本交通管理技術協会の「交通管制マニュアル」に基づくとしている。
この分析比較では、大型車両の台数は全く異なり、その差は次のようになる。
a) 環境影響評価に使用した交通センサスに基づく発生(集中)交通量は以下の通り。
発生交通量は 約5,800台/日 往復 11,600台
大型車: 約3,530台/日 往復 7,060台
小型車: 約2,270台/日 往復 4,540台
b) 交通管制マニュアルに基づく発生(集中)交通量は以下の通り。
発生交通量は 約5,800台/日 往復 11,600台
大型車: 約1,100台/日 往復 2,200台
普通車: 約4,700台/日 往復 9,400台
c) 車両区分の整理
環境アセスメントの評価書案では「車両区分の整理」として上記の違いについて下表を持って説明している。
この違いは大型車の評価が大きく異なり、上記のa) b) の大型車台数を比較していただくと、a) 大型車の台数7,060台に対し、b) 2,200台 と、4,860台も少なく見積もる方法で、渋滞評価を行っている。
何故このような評価方法の違いを採用したのかといえば、宅配事業などにも多く利用されている2tロングや4t車両を普通車と称することで、
Ø 市内のほぼ全域を走り回ることを可能にすると共に、
Ø 渋滞評価に使用する交差点需要率を小さく見せる
という理由が有ったのではないかと推測する。
[判断理由3]
GLPが交通量評価に使用した(財)日本交通管理技術協会の「交通管制マニュアル」について同財団に確認したが、そのような名称のマニュアルはないとのこと。
何かの間違いだとは思うが、環境影響評価書案に採用したとするマニュアルが今更無いというのだろうか。
【交通問題に係わる自治会の要請2】
つつじが丘2丁目北住宅団地と小、中学校の間の道路、及び団地とケーズデンキ、カインズホームとの間の道路は生活道路です。交通信号機のない横断歩道もあり、それを通学路として子供たちも利用しています。
大型車両は通らないとは聞いていますが、それ以外のGLP関係の車両も通勤車両も含めて通らせないようにして頂きたい。
【GLP回答2】
大型車両については通行禁止道路を通らないように指導いたしますが、宅配業者の車両等については通行することがあることはご了承ください。生活道路および通学路の安全確保のため、計画敷地内外について適切な通行制限措置を検討いたします。交通安全対策については今後も警察署及び市と協議の上、検討いたします。
【私の見解】
市民説明会において、ありもしない「交通管制マニュアル」に基づく大型車の走行ルートと、普通車と称する車両の走行ルート以外は通らないと宣言し、走行ルートも下図の通りとしていた。
渋滞が発生するとどうなるのかは明白で、昭島市内では恒常的な渋滞が現在でも発生しており、GLPが昭島市に進出したことにより一層の渋滞が発生し、渋滞に巻き込まれた一般車両が、渋滞を避けるようにして細街路に入り込み事故を起こすことが想像できるので、これに対する対策の検討を説明会の席でGLPに対し市民の方が要望した際、
GLPは「私たちの車両は走行経路を確実に守り細街路に入らない。」と宣言していた。
宅配業者が物流施設に入居することは、この説明会の時点でも明白な事実、若しくは計画であったと思われるにもかかわらず上記のような説明を何故していたのか。
※ 当時の説明会より以前に、私が街頭で反対運動の署名をお願いしていた時に、ある宅配業者の社員という方が、署名はできない理由として、完成したら入居が決まっているからと言っていた。
そう、その時点から宅配業者が入ることがほぼ決まっていたとしたら「細街路には入らない」と宣言はできないはず。
にもかかわらず、説明会では「細街路には入らない」と宣言し、今更自治会への回答で「宅配業者の車両等については通行することがあることはご了承ください」と回答するということは、GLPが当時から知っていて嘘をついたいたことになる。
私は宅配業者の社員さんから聞いていたので、それが事実ならいつかこのことを言うだろうと推測をしていたが、まさに環境影響評価書案・見解書の内容に対し、都民・市民が意見が述べられる最後の機会「都民の意見を聴く会」が終了する頃に報告されるとは、と考えると、本当にGLPは信用できない企業だとつくづく思う。
決まれば市民は何も言えないのですから。
以上
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