環境影響評価書案の改めて策定せよ‼
環境影響評価書案の改めて策定せよ‼
「都民の健康で快適な生活の確保」のために
東京都環境影響評価条例に定められている目的と知事の基本責務に
【都民の健康で快適な生活の確保】
とある。
この見解書を読んで、東京都の環境影響評価条例は、果たして都民・市民の【健康で快適な生活】を守ってくれるのだろうか と疑問に思う。
何故そのような疑問をいだくのか、
それは
市民からの改善要望が一番多く、
且つ環境影響評価に大きな影響を与える要因
「交通量の問題」「交通渋滞」「交通安全」という視点が
環境影響評価の審議項目にないからだ。
その為、見解書の中で交通問題はおざなりで、渋滞評価も最初のまま。
渋滞で排気ガスが交差点などに充満するが計測されていないので、再測定をお願いしても、交差点は評価の対象になっていないからの一言で何もやらない。
市民の心配事に一切応えない‼
法の基本に【都民の健康で快適な生活の確保】という概念がある以上、審議会委員や都知事は、この目的に合わせた審議と決断の責任があるのではないでしょうか。
このことを 改めて
環境影響審議会委員各位と東京都知事に
お願いしたい‼
GLPの見解書には
◆ 交通量の計画は最初の計画発表から一切の変更がなく、検討を行った痕跡もない。
◆ 交通安全対策の質問をしても、見解書では「交通管理者である警察や道路管理者である昭島市などと協議」などという、成果が保証できない内容を宣言し、対策ができなければ協議した警察や道路管理者である昭島市の責となるような書き方になっていると感じる。
ちゃんとできなかったのは警察や市が協議しきれなかったのだから、となる。
◆ そして交通安全対策は、全てドライバーの能力だより‼
➤ 工事の完了後におけるドライバーの指導教育
➤ 安全走行の啓発
➤ 交通安全意識の向上
➤ 通学路等の情報を共有
➤ 近隣小学校へ計画の説明
➤ 独自のヒヤリハットマップを作成
こんなことはやって当たり前のこと ‼
交通量の削減という根本問題を解決することは一切行わず、本質的対策を回避している。
◆ 計画は「事業者の既存の類似事例の実績値及び施設規模から想定し得る最大の発生(集中)交通量を予測条件としており、安全側の予測となっている」と言っているが、事業者の既存の類似事例は、
➤既存施設は幹線道路から直接、若しくは近距離に入庫できる施設で、片道1車線の市道を長距離に走行して計画地にたどり着くような事例はない。
➤日本で一番大きな物流施設と言っている以上、既存の類似事例など無い。
このことからも事例予測は不確かで安全側からの予測などということは決して言えるものではない。
➤GLPの交通に係る環境負荷軽減対策は入居テナントによるアイドリングストップだけを頼りにしている
➤住宅地に囲まれた市内を中心とした展開事例はないにもかかわらず、市内における事故発生の防止策や環境改善の指標となる事例となるデータは無く、信用できない
以上のようなことから、市民から出された意見書に対する見解書の内容は、まだまだ問題を積み残したままの、不誠実な見解書であり、調査も不備だらけと考えられます。
この原因として考えられること、それは
都民・市民から多くの意見が出された理由は、環境影響評価書案の段階での調査不足に起因していると考えられ、都民・市民の意見書を参考として、改めて環境影響評価書案の策定段階に戻り再提出が必要と考えます。
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