GLP御中:交通事故統計分析からのお願い

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/anzen/jiko_toukei_data/ITARDA2022a.pdf

全日本トラック協会が実施した「2022年1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)」分析において、下記傾向が読み取れます。

l   道路区分では「一般道路(高速道路等以外)」が最も多く79.9%を占めている

l   一般道路での死亡事故の車両区分では大型車両が58.5%、中型車両が37.8% 合せて96%を占め、「大型車両」は+7.6ポイントと増加傾向を示している

l   事故は車両相互の事故が46.7%と一番多いものの、人対車両の事故は40.8%もある

l   2022112月の傾向をみると、「横断中 横断歩道」が最も多く39.1%となっている

l   時間帯別の傾向をみると、通学の時間帯:8 ~10時が10.7%占めている

l   運転者の危険認知速度別の傾向をみると、「10km/h超~20km/h以下」が最も多い

l   人対車両の死亡事故データの比較では「背面通行中」「横断中横断歩道」が増加している

l   行動類型別の死亡事故割合と比較すると、「直進」「右折」は増加している。
但し自転車の場合は左折が多い。

特に注目すべきは 

Ø  一般道路での事故が増加し、

Ø  大型が占める割合が高く

Ø  速度は20km/h以下で発生し、

Ø  子どもたちが登高する8時頃が10%以上も占めている

まさに昭島市内の一般道路で、侵入してくる大型車両が、速度20㎞/hという速度で注意して走っても事故が起こるという統計的事実が読み取れます。

以上の協会の分析は2021年と2022年の単年度比較ではありますが、全国レベルではトラックの事故が件数ベースで多少の減少傾向を示しているというものの、その詳細な分析では上記傾向が読み取れることから、下記のお願いがあります。

1. 出来うるなら登下校の時間帯には貴社に係る車の走行を止めて頂きたい。

もし止められないというのであれば、

2. 危ないと思われる市内の危険個所すべてに、危険防止の観点から監視員の設置をお願いしたい。

3. 道路の拡幅を検討して欲しい。
「はなみずき通り」などの市道は、道路の幅員が狭く、貴社の進出でトラックが増えた場合、トラックが走行している時に自転車が並走する時はとても危険です。
大型トラックが走行するであろう道路の拡幅工事を事業開始前までにお願いします。

4.市や警察と協力し、ゾーン30プラスのような考え方を導入して欲しい
貴社の進出に伴い、
交通量の増加 ⇒ 渋滞の発生 ⇒ 危険回避のための生活道路への進入 ⇒ 事故の発生
という関係が成り立つと考えられます。
市や警察と協力し、ゾーン30プラス のような考え方を導入すると共に、それに伴う費用も、貴社にて負担をお願いしたい。


全て、貴社が進出しなければ不要な対策であり、新たな費用の発生は貴社の進出のために発生する費用と考えられるため、以上の対策を我々の市税で賄うことは考えられません。

現在、昭島市では交通事故が増加傾向にあり、通勤・通学時間に使用する自転車の事故も増えてきています。

このような状況であるにもかかわらず、貴社が計画を遂行することによる事故の増加が危惧されます。

以上の内容は、全日本トラック協会が実施した分析結果からの要望です。
他にも要望は多々ありますので順次ご提案したいと考えております。
是非、渋滞のない、交通事故のない、安全な交通計画の遂行をお願いしたいと思います。

我々市民は「市長への手紙」を通して市への意見、市への要望を出すことで少しでもGLP計画が改善されるように働き掛けましょう。

守るべきは「市民生活」であり、「子供たちの命」「高齢者の命」です

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市長への手紙を書きましょう。
下記のリンクから直接送ることができます。
https://www.city.akishima.lg.jp/form/002/001.html
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